
結局、我が家にはどの保存方法がベストなの?
バッファローから発売している写真・動画専用のハードディスクドライブ「おもいでばこ」とクラウドストレージ、それぞれのメリット・デメリットは分かったけど、具体的なサービスやモデルが色々あって、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
そこでここからは、代表的なクラウドストレージサービスの料金プランや、おもいでばこのモデルごとの特徴をさらに深掘りして、あなたの家庭にぴったりの選択肢を見つけるお手伝いをします!



ちなみに「おもいでばこってなに?」という方は以下の記事をご覧になってはいかがでしょうか。

【徹底深掘り】主要クラウドストレージの料金プランと特徴
まずは、多くの人が利用している3つの主要なクラウドストレージサービス「Google One」「iCloud+」「Amazon Photos」について、2025年8月現在の料金プランや特徴を見ていきましょう。
Google One(Googleフォト):AI機能と拡張性が魅力
AndroidスマホユーザーにはおなじみのGoogleフォト。その保存容量を拡張し、様々な特典を追加するのが「Google One」です。
料金プラン
プラン | 容量 | 月額料金 | 年額料金 | 特典など |
---|---|---|---|---|
無料 | 15GB | – | – | Gmail、Googleドライブと共有 |
ベーシック | 100GB | 250円 | 2,500円 | 家族5人まで共有可、Google専門家へのアクセス |
スタンダード | 200GB | 380円 | 3,800円 | ベーシックの全特典 + VPN機能 |
プレミアム | 2TB | 1,300円 | 13,000円 | スタンダードの全特典 + Gemini Advanced利用可 |
こんなシーン・人におすすめ!
- Androidスマホをメインで使っている方
- 「あの時の写真」をAIの力で簡単に見つけたい方(例:「去年の夏に行った海の写真」「息子の誕生日のケーキ」で検索可能)
- GmailやGoogleドライブも頻繁に利用する方(容量を共有できるので無駄がない)
- 最新AI「Gemini」を使ってみたい方(2TBプラン以上)
Google Oneの強みは、なんといってもGoogleの強力なAI技術。「人物」「場所」「被写体」で写真を自動で整理・検索してくれる機能は非常に優秀です。2TBプラン以上で利用できる「Gemini」は、文章作成やアイデア出しなど、写真整理以外にも子育てや仕事の強力なアシスタントになってくれますよ。



実際、筆者もGoogle Oneを契約しており、あまりGoogleドライブは使用してはいませんが、Geminiが非常に便利なので、金額分はペイできているのでは?と思います。
iCloud+(iCloud写真):Appleエコシステムとの完璧な連携
iPhoneやMacを使っているなら、最もスムーズに連携できるのがiCloud+です。
料金プラン
プラン | 容量 | 月額料金 | 年額料金 | 特典など |
---|---|---|---|---|
無料 | 5GB | – | – | Apple ID作成で付与 |
50GB | 50GB | 130円 | – | – |
200GB | 200GB | 400円 | – | ファミリー共有対応 |
2TB | 2TB | 1,300円 | – | ファミリー共有対応 |
こんなシーン・人におすすめ!
- 家族みんながiPhoneやMac、iPadを使っているご家庭
- 難しい設定なしで、撮った写真を自動でバックアップしたい方
- デバイス間でシームレスにデータを同期したい方
- プライバシー保護を重視する方
iCloud+の最大のメリットは、Apple製品との完璧な連携です。iPhoneで撮った写真が、特別な操作をしなくてもすぐにMacやiPadで見られる手軽さは、一度体験すると手放せません。「ファミリー共有」を使えば、家族それぞれのApple IDで購入したアプリやコンテンツ、そしてストレージプランも共有できるので、家族単位での利用に最適です。
Amazon Photos:プライム会員なら写真保存が無制限!
「Amazonプライム」に加入しているなら、絶対に見逃せないのがこのサービスです。
料金プラン
プラン | 容量 | 料金 | 特典など | |
---|---|---|---|---|
プライム会員 | 写真:無制限 動画:5GB | プライム会費 (月額600円 or 年額5,900円) | 写真を非圧縮(オリジナル画質)で保存可能 | |
非プライム会員 | 写真・動画:5GB | 無料 | – | |
追加ストレージ | 100GB | 月額250円 | – | 有料で動画保存容量などを追加可能 |
こんなシーン・人におすすめ!
- すでにAmazonプライム会員の方(または、これから入る予定の方)
- 画質を一切落とさずに、とにかく大量の写真を保存したい方
- Fire TV Stickなどを使って、テレビで手軽に写真を見たい方
Amazonプライム会員であれば、なんと写真だけなら容量無制限・無圧縮で保存できるのが最大の強み。一眼レフで撮った高画質な写真も、画質を気にせずどんどんアップロードできます。動画の保存は5GBまでと少ないですが、写真がメインの方にとっては最強の選択肢と言えるでしょう。



ちなみにAmazonプライム会員であれば、このAmazon Photosの他に様々なアニメや動画、音楽ライブなども見放題なプライムビデオなど様々な特典が盛り沢山!まだ加入していない方は以下から申し込んではいかがでしょうか。



【モデル別】おもいでばこのラインナップと概要
次に、「おもいでばこ」について、どんな製品なのか、どのモデルを選べば良いのかを詳しく見ていきましょう。
まずは知っておきたい「おもいでばこ」の基本概要
「おもいでばこ」は、スマホやデジカメで撮った写真・動画を、難しい操作なしで一元管理し、テレビの大画面で楽しむためのデジタルフォト・アルバムです。
- PC不要で簡単取り込み:スマホアプリやSDカードから直接データを取り込める
- 自動でカレンダー整理:撮影日ごとに自動で整理され、思い出がすぐに見つかる
- テレビで楽しむスライドショー:家族や親戚が集まった時に、みんなで思い出を共有できる
- 安心のローカル保存:データはクラウドではなく、自宅にある本体に保存される
インターネットサービスに少し不安がある方や、機械の操作が苦手な方でも、安心して直感的に使えるように設計されているのが大きな特徴です。
現行モデル「PD-2000シリーズ」を徹底解説
現在、主力となっているのは「PD-2000シリーズ」です。どのモデルも4K動画の取り込み・再生に対応しており、スマホの高性能カメラで撮ったキレイな動画もそのまま楽しめます。
型番 | 容量 | 想定価格(税込) | 保存枚数の目安(写真) |
---|---|---|---|
PD-2000 | 1TB | 40,000円前後 | 約250,000枚 |
PD-2000-L | 2TB | 50,000円前後 | 約500,000枚 |
PD-2000/4TB | 4TB | 70,000円前後 | 約1,000,000枚 |
※価格は変動する可能性があります。
容量別!こんなあなたにおすすめのモデルはこれ
では、どの容量を選べば良いのでしょうか?ご家庭の撮影スタイルに合わせて選んでみましょう。
1TBモデル(PD-2000):はじめの一台に最適
「おもいでばこ、気になるけど使いこなせるかな?」「まずは試してみたい」という方にぴったりのエントリーモデルです。
- こんな人におすすめ
- 写真撮影は主にスマートフォン
- 長時間の動画はあまり撮らない
- コストを抑えて「おもいでばこ」デビューしたい
スマホで撮った写真が中心なら、1TBでも十分な枚数を保存できます。まずはこちらのモデルから始めて、将来的にデータがいっぱいになったらバックアップ用のHDDにデータを移したり、新しいモデルに買い替えたりするのも良いでしょう。
2TBモデル(PD-2000-L):一番人気のバランス型
「写真も動画も、気にせずたくさん保存したい!」という、最も多くの方におすすめできるのがこの2TBモデルです。
- こんな人におすすめ
- 子供のイベント(運動会、発表会など)で動画をたくさん撮影する
- どの容量にすればいいか迷っている
- これから子供が成長するにつれて、写真や動画が増えることを見越したい
写真はもちろん、スマホで撮影する数分程度の動画であれば、数年分のデータをたっぷり保存できます。容量選びで失敗したくないなら、この2TBモデルを選んでおけばまず間違いありません。
4TBモデル(PD-2000/4TB):10年先の思い出までたっぷり保存
「一眼レフカメラで高画質な写真も撮る」「4Kビデオカメラで本格的な動画も残したい」そんなヘビーユーザーのご家庭でも安心の大容量モデルです。
- こんな人におすすめ
- 一眼レフやミラーレスカメラを愛用している
- 子供の成長記録を、可能な限り高画質なデータで長期間残したい
- 容量不足の心配を一切したくない
将来にわたって、大切な思い出を最高の画質で保存し続けたいという願いを叶えてくれる最上位モデル。初期投資はかかりますが、長期的に見れば買い替えの心配もなく、安心して使い続けることができます。
まとめ
この記事では、バッファローから発売している写真・動画専用のハードディスクドライブ「おもいでばこ」と、Google One、iCloud+、Amazon Photosといったクラウドストレージの比較を行いました。それぞれメリットデメリットはあることがわかりました。長期的な目線だと、「おもいでばこ」が初期の導入費がかかるにせよ、月額費用などが一切かからないので安くはなりますが、短期的な目線であれば、クラウドストレージにも軍配が上がります。
ちなみに個人的には、おもいでばこを使用してはいますが、2025年9月現在で最高のAIモデルと言われているGemini2.5を使用することができるGoogle Oneと併用しています。仕事でも使用しているので、これは手放すことができなくなっていますが、みなさんもご自身のライフスタイルに合わせて、様々なツールを使用していはいかがでしょうか。
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