NHKの代表作といえば、年間の前期後期で2作放送される朝の連続テレビ小説ですが、2025年春にアンパンマンでおなじみの故・やなせたかし氏と、妻の小松 暢氏夫婦をモデルにした「あんぱん」という作品が制作されるようです。
今回は、その放送に先駆けて、やなせたかし氏ってどんな人?や、アンパンマンについて改めて紹介していきたいと思います。
やなせたかしとは?
現在も放送され、子供たちから絶大な人気がある「アンパンマン」の作者としても有名な故・やなせたかし氏は1919年2月6日に東京で生まれ、当初はマンガ家として活躍をしておりましたが、40歳ごろにサンリオ関連の仕事をしていくうちに絵本作家の道を進みました。
そこから絵本作家としての道を歩み始め、1973年にアンパンマンが初登場した絵本「あんぱんまん」を出版しました。尚、この時のやなせたかし氏の年齢は54歳とのことで、アニメ化になったのは1988年の69歳の頃でした。
やなせたかしさん自身がかなり遅咲きというのは存じ上げておりましたが、アンパンマンがそういった年齢の頃に出された作品というのは知らなかったですね。
ただ、そういった年齢ということもあってか、アンパンマンが発表されたころから病気などに悩まされており、2013年10月13日にお亡くなりになりました。94歳とのことです。
筆者自身、Youtubeの動画でやなせ氏が無くなる前のインタビューを見ましたが、、、
来年までに俺は死ぬんだよね。朝起きるたびに、少しずつ体が衰弱していくのが分かるんだよね。まだ死にたくねぇよ。(ようやく人生が)面白いところへ来たのに、俺はなんで死ななくちゃいけないんだよ
引用:過去インタビューにて
上記のようなコメントを見るように、遅咲きでようやく花が咲いてきたというところでとういうのは悲しいですよね。
アンパンマンとは?
アンパンマンとは、1973年に月刊絵本「キンダーおはなしえほん」に「あんぱんまん」として発表され、1988年に日本テレビ系にてアニメ「それいけ!アンパンマン」として放送が開始され、現在まで30年以上放送されています。さらに、2009年には、登場キャラクター数世界一でギネス認定を受け、現在も記録を更新中とのことです。
筆者の小さい頃はあまりアンパンマンは通っていなかったのですが、子供が産まれてからは毎週見ており、この年齢だからこそキャラクターであったり、歌詞の内容が刺さったりするんですよね。
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」
さて、2025年春に放送予定のNHK朝の連続テレビ小説はやなせたかし氏と、奥さんである小松 暢さん夫妻をモデルにした「愛と勇気の物語」が描かれるようです。本作の脚本は「ハケンの品格」や「西郷どん」などを描かれた中園ミホさんで、制作統括をされるのは「エール」や「いだてん」などにも携わった倉崎 憲さんとのことです。
あらすじ
昭和のはじめごろ、高知の町中をものすごい勢いで走る少女がいました。「ハチキンおのぶ」こと、朝田のぶです。
引用:https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=40302
一方、幼いときに父を病気で亡くした柳井 嵩は、叔父の家に引き取られ、そこでのぶに出会います。二人を結びつけたのは、一個のあんぱんでした。
戦争の足音が近づくころ、女学校に通っていたのぶは周りと同様に、妄信的な軍国少女になっていました。やがて戦争が始まり、嵩は出征。嵩は弟・千尋を戦争で亡くし、のぶも最愛の人を亡くしました。女学校を卒業し、のぶは戦争で全ての価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と新聞社に女性初の記者として就職。戦後、クズ拾いの仕事を辞めた嵩が新聞社に入社してきて、二人は同じ雑誌の担当に。嵩は東京で漫画家を目指したい気持ちがありつつも、生活していけるか不安でした。のぶはそんな嵩に「あなたもあとから来なさいよ。先に東京に行って待ってるわ」と告げ、新聞社を辞め上京。のぶを追いかけ上京した嵩と、六畳一間のオンボロアパートでの生活が始まります。お風呂はなく、トイレは共同。トイレの天井には穴があき、雨の日は傘をさして入らなければいけないが、晴れた夜には星が見える。そんな暮らしをおもしろがり、「どんな環境でも楽しめるこの人と一緒にいたい」と二人は結婚。『手のひらを太陽に』『アンパンマン』が世に出るのは、まだまだ先のことです──。
やなせたかし氏・小松 暢さん夫妻をモデルにしつつも、激動の時代を駆け抜け、大ヒット作「アンパンマン」を生み出すまでの物語を再構成してお届けするようです。
ヒロインは今田美桜さんに!
2024年2月2日にヒロインの小松 暢さん役をモデルで女優の今田美桜さんに決定となりました。3,365人のオーディションの応募から選ばれたということで、やなせたかし氏の妻役で「朝田のぶ」という役名で演じられるようです。
最後に
今回はアンパンマンの作者:やなせたかし氏・小松夫妻をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」について紹介をしました。個人的に子供がいてるので、非常に身近になったアンパンマンの作者がモデルということもあり、久しぶりにNHKの朝の連続テレビ小説を見てみようかと思いましたね。
もちろん、アニメのアンパンマンも(子供も)好きなので、こちらも要注目ですね。
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