ビジネスチャットツールとして人気の高いチャットワークをご存知でしょうか。2024年11月時点で導入企業は60万社を超えており、多くのユーザー数を抱えているビジネスの現場では重宝するWebツールの一つです。このチャットワークは無料プランでも十分な機能が提供されていますが、より高度な機能や大規模なチームでの利用を検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中小企業の担当者向けに、チャットワークの有料プランと無料プランの違いを徹底的に比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
チャットワークとは?
チャットワークとは、株式会社kubell(旧:Chatwork株式会社)が企業向けのビジネスチャットツールとして提供しているサービスです。グループチャット、タスク管理、ファイル共有など、ビジネスに必要な機能を網羅しており、2024年11月時点で60万社で導入されており、さらにユーザー数を伸ばしていっています。
筆者もチャットワークを使用していますが、シンプルなUIと機能なので8年ほど愛用しています。
有料プランと無料プランの違いとは?
チャットワークは無料プランがあり、それだけでも問題なく他のユーザーとのコミュニケーションを取ることが可能となっています。ただ、有料プランには無料プランのかゆいところに手が届くような機能が多々あります。この項目ではそれらを紹介していきますので、あなた個人、もしくは企業でどのプランが適切なのかを選ぶ判断材料としていただければと思います。
チャットワークの料金プラン
チャットワークには無料プランと有料プランの2種類ではありますが、有料プランの中でも2種類あります。料金形態も含めて紹介します。
無料プラン
チャットワークの無料プランはその名の通り、無料で使用することができるプランとなっています。コンタクト認証という、LINEなどの友達登録のようなものに関しては、100人まで登録することが可能となりますので、自社内であったり、特定のクライアントとコミュニケーションを取るだけなのであれば、無料プランで事足りるかと思います。
ただ、デメリットとしては常に広告が表示されるという点、そして、マイチャットというメモ機能も含めたユーザーとのやり取りについては、過去40日以内のメッセージしか閲覧することができません。また、チャットワークは基本的には.exe以外のデータのやり取りができて、保存期間というのも設けていないので、いつでも簡易的なストレージとしても使用することができますが、40日間を過ぎてしまうとそのデータもダウンロードすることができなくなります。
その時だけのコミュニケーションであれば問題はないのですが、過去ログを漁りたい場合が多いユーザーにとっては不便に感じるかもしれません。
ビジネスプラン(有料)
チャットワークの有料プランの1つ、「ビジネスプラン」は費用としては1ユーザーあたり、700円(年間契約の場合)で利用することができます。無料プランがあるのに?という思われる方もいらっしゃるかと思いますが、まず、メッセージの閲覧に関しては無制限となるので、過去ログを漁ることも可能です。
そのため、企業などの場合は案件ごとにグループを作成しているケースが多いのですが、そのグループ内のみで案件に関するやり取りを行っている場合には、過去ログを漁るだけである程度の案件の流れなどを把握することが可能となります。
また、ユーザーに管理者権限を付与することで、紐づけているユーザーを管理者権限で削除することも可能となるので、中小企業では社員の管理と並行してチャットワークのアカウント管理も行うことが可能となります。
エンタープライズプラン(有料)
ビジネスプランの上位プランである「エンタープライズプラン」は1ユーザーあたり、1,200円(年間契約の場合)で利用することができます。基本的には内容としてはビジネスプランと同じですが、セキュリティ面が向上しており、特定のIP以外では利用できない、スマホ本体の登録を行わなければ利用できないといった機能がつきます。また、紐つけているユーザーのチャットログをダウンロードすることができます。
そのため、大手企業や機密情報を取り扱っている中小企業であれば、エンタープライズプランを採用しているケースが多いです。
どのプランを選べばいいの?
無料プランとビジネスプラン、エンタープライズプランの3種類ありますが、正直どのプランを選べばいいの?って思われる方がいらっしゃるかと思います。まず、ビジネス利用を行うのであれば、無料プランではなく、ビジネスプラン一択かと思います。
理由としては、過去ログが見れるか見れないかの違いになります。案件の引き継ぎであったり、流れを確認する場合には、引き継ぎの時間に一から説明するよりかは、過去ログを見てもらい確認してもらったほうが非常に早いからです。
ちなみにビジネスプラン↔️エンタープライズへの切り替えは可能なので、ビジネスプランで始めて、ハイレベルなセキュリティ対策を必要とするのであれば、エンタープライズプランに切り替えというのもありですね。
まとめ
今回は、ビジネスを効率化させるチャットツール「チャットワーク」の無料プランと有料プランの違いや料金プランについて解説しました。
基本的にビジネス利用する場合は、年間契約で700円で利用できるビジネスプランから始めるというのがいいかもしれませんね。もし、どのプランにしたらいいのか?とまだ迷っている方は、もう一度、この記事をご覧にいただき、参考していただければと存じます。
コメント