トレーディングカードゲーム(TCG)の草分け的存在である「マジック・ザ・ギャザリング」(以下、MTG)と、日本が世界に誇るロールプレイングゲーム(JRPG)の金字塔「ファイナルファンタジー」(以下、FF)シリーズ。この二つの巨大フランチャイズによる夢のコラボレーションが、ついに実現します。この発表は、両作品の長年のファンにとって、まさに待望のニュースと言えるでしょう。
本記事では、2025年6月13日に発売が予定されているこの大型コラボレーション「マジック・ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY」について、MTGの基本情報から、FFコラボ製品の詳細、価格設定、そして購入方法に至るまで、読者の皆様が必要とする情報を網羅的かつ詳細に解説します。FFシリーズの第1作から第16作までを網羅する壮大なスケールで展開されるこのコラボレーションの全貌を、余すところなくお届けします。
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)とは?
MTGは、1993年にリチャード・ガーフィールド氏によって考案され、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社から発売された世界初のトレーディングカードゲームです。プレイヤーは「プレインズウォーカー」と呼ばれる魔法使いとなり、土地カードから生み出される「マナ」を使ってクリーチャーや呪文といったカードを駆使し、対戦相手のライフポイントを0にするなどして勝利を目指します。
MTGは「世界で最も遊ばれているトレーディングカードゲーム」としてギネス世界記録に認定されており、全世界で5000万人以上のプレイヤーがいると推定されています。日本発の「遊戯王オフィシャルカードゲーム」も絶大な人気を誇り、特に日本国内の売上では遊戯王がMTGを大きく上回っていますが、MTGはTCGの元祖としての歴史と世界的なプレイヤーベースの広さで知られています。
遂に実現!マジック・ザ・ギャザリング × ファイナルファンタジー コラボレーション
長年のファンが待ち望んだ、MTGとFFのコラボレーションがついに現実のものとなります。このセクションでは、その詳細に迫ります。
発売日はいつ?待望のリリース情報
「マジック・ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY」の公式発売日は、2025年6月13日(金曜日)です。
また、一部情報源では、公式発売に先駆けて「先行発売日」として2025年6月6日(金曜日)が記載されています。これは、ウィザーズ・プレイ・ネットワーク(WPN)加盟店舗などで開催されるプレリリースイベントを指すものと考えられます。この公式発売日と先行発売日の間に1週間の期間が設けられているのは、MTGの新セット発売における標準的な慣行です。これにより、熱心なプレイヤーは地元のゲームストアでいち早く新カードを体験でき、コミュニティの活性化と製品への期待感を高める効果があります。これは単なる日付設定ではなく、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社による計算されたマーケティングおよびコミュニティエンゲージメント戦略の一環と言えるでしょう。
製品ラインナップ一覧:スターターからコレクターズアイテムまで
今回のコラボレーションでは、新規プレイヤーから熱心なコレクター、そして統率者戦プレイヤーまで、あらゆる層のファンに対応する多様な製品が用意されています。
- プレイ・ブースター: カード14枚入り。開封やリミテッド戦(パックから出たカードで即席デッキを作って遊ぶ形式)を楽しむための基本パック。1~4枚のレア以上のカードと、フォイル仕様カード1枚が封入されています。1ボックス30パック入りです。
- コレクター・ブースター: カード15枚入り。豪華な開封体験を求めるプレイヤー向け。フォイル仕様カードが8~12枚、レア以上のカードが5~6枚封入されており、低確率でコレクター・ブースター限定仕様のカードが出現することもあります。1ボックス12パック入りです。
- 統率者デッキ(全4種): 人気の多人数戦フォーマット「統率者戦」をすぐに遊べる100枚構築済みデッキ。各デッキにはフォイル仕様の伝説のカード2枚と非フォイル仕様のカード98枚が含まれ、うち25枚が新規カードです。コレクター・ブースター・サンプルパックも同梱されます。デッキのテーマは「トランス・リアニメイト」「リミットブレイク」「カウンター・ブリッツ」「サイオンズ・スペル」です。
- コレクター版 統率者デッキ(全4種): 上記の統率者デッキの全100枚のカードが美麗なサージ・フォイル仕様となった豪華版です。
- スターターキット: MTGをこれから始めるのに最適な、60枚構築済みデッキ2個のセット。『ファイナルファンタジーVII』のクラウドとセフィロスをテーマにしたデッキが含まれ、プレイガイドやMTGアリーナで使用できるコードも同梱されます。
- Bundle(英語版のみ): プレイ・ブースター9パック、フォイル仕様の拡張アート版カード2枚、基本土地32枚、大型スピンダウン・ライフカウンターなどが含まれます。
- Gift Bundle(英語版のみ、2025年6月27日発売): Bundleの内容に加え、コレクター・ブースター1パックが追加されたものです。
この多様な製品ラインナップは、TCG市場のあらゆるセグメントにアピールするよう戦略的に設計されています。スターターキットは新規参入のハードルを下げ、プレイ・ブースターは一般プレイヤーの収集とプレイのニーズを満たし、統率者デッキは人気の高いフォーマットへのアクセスを容易にします。そして、コレクター・ブースターやコレクター版統率者デッキは、プレミアムな体験を求めるコレクター層をターゲットとしています。このように段階的な製品戦略は、様々な消費者の動機(学習、プレイ、収集、贈答)に合わせた入り口と価値提案を提供することで、市場への浸透を最大化することを目的としています。
以下に、主な製品の概要と参考価格をまとめます。
表1: MTG × ファイナルファンタジー コラボ製品ラインナップ
製品名 | 主な内容 | 対象者 | 参考価格 (税込み) |
---|---|---|---|
スターターキット (日本語版/英語版) | 60枚デッキx2 (クラウド、セフィロスがテーマ), プレイガイド, MTGアリーナコード | 新規プレイヤー | ¥1,980 |
プレイ・ブースター (1パック) | カード14枚 (レア以上1-4枚, フォイル1枚) | 一般プレイヤー、ドラフト参加者 | 約¥770 (BOX価格より算出) |
プレイ・ブースター (1BOX 日本語版/英語版) | 30パック入り | 一般プレイヤー、ドラフト参加者 | ¥23,100 |
コレクター・ブースター (1パック) | カード15枚 (フォイル8-12枚, レア以上5-6枚) | コレクター、豪華版志向プレイヤー | 約¥4,620 (BOX価格より算出) |
コレクター・ブースター (1BOX 日本語版/英語版) | 12パック入り | コレクター、豪華版志向プレイヤー | ¥55,440 |
統率者デッキ (全4種, 各日本語版/英語版) | 構築済み100枚デッキ, 新規カード25枚, コレクター・ブースター・サンプルパック | 統率者戦プレイヤー | 各 ¥7,700 |
コレクター版 統率者デッキ (全4種, 各日本語版/英語版) | 全カードサージ・フォイル仕様の構築済み100枚デッキ | コレクター、統率者戦プレイヤー | 各 ¥16,500 |
Bundle (英語版のみ) | プレイ・ブースター9パック, 特典カード, 基本土地等 | 一般プレイヤー、ギフト | ¥8,140 |
Gift Bundle (英語版のみ, 6/27発売) | プレイ・ブースター9パック, コレクター・ブースター1パック, 特典カード等 | ギフト、コレクター | ¥9,020 |
※1パックあたりの価格は、BOX価格からの単純計算であり、実際の販売価格とは異なる場合があります。
収録されるFFシリーズと人気キャラクター:あの英雄たちがカードに!
今回のコラボレーションでは、「ファイナルファンタジー」メインシリーズの第1作から最新作の第16作までに登場する、印象的なキャラクターやアイテム、名場面の数々がMTGのカードとして登場します。
特に注目されるキャラクターとしては、まず『ファイナルファンタジーVII』のクラウドとセフィロスが挙げられ、彼らはスターターキットのテーマにもなっています。さらに、『ファイナルファンタジーVII』などで知られる野村哲也氏が描き下ろした《ミッドガルの傭兵、クラウド》のプロモーションカードも用意されています。
他にも、『ファイナルファンタジーIX』のキャラクターデザインを手掛けた板鼻利幸氏による同作のキャラクター《迷える黒魔道士、ビビ》や、『ファイナルファンタジーIV』などに携わった松田俊孝氏による《苦悩の竜騎士、カイン》の描き下ろしカードも公開されています。統率者デッキのカードリストからは、『ファイナルファンタジーVI』のティナ、セリス、カイエン、レオ・クリストフ、シャドウ、ガウ、ゴゴや、『ファイナルファンタジーVII』のティファ、シドといったキャラクターたちの名前も確認できます。また、セフィロスやアーデンといった強敵たちも、そのキャラクター性を表現したアートでカード化されることが示唆されています。
FFIからFFXVIまでの全ナンバリングタイトルを網羅するという広範さと、FFシリーズのオリジナルアーティストを起用した描き下ろしアートやキャラクター中心のメカニズムといった深さは、FFサーガ全体を忠実に表現しようとする強い意志の表れです。これにより、あらゆる時代のFFファンが、馴染み深い要素を見つけられるでしょう。特定のゲームの再現から愛されるキャラクターのアートスタイルまで、複数の接点を提供することで、このコラボレーションはFFの多様なファン層と深く共鳴するように設計されています。これは単なる表面的なクロスオーバーではなく、FFの歴史を称える、入念にキュレーションされた祭典なのです。
注目カードと美麗アートワーク:コレクションしたくなるデザイン
本コラボレーションでは、FFの世界観を反映したユニークなカードや、息をのむような美しいアートワークが多数収録されます。
特筆すべきメカニズムやカードタイプとしては、《召喚:リヴァイアサン》が「英雄譚・クリーチャー」という、MTG史上初(あるいはそれに近いユニークな形)のカードタイプとして登場することが示唆されています。また、「リミットブレイク」というFFでお馴染みの要素が、統率者デッキのテーマの一つやクラウドのカードの能力として取り入れられています。
アートワークの面では、「FINAL FANTASY・継承史カード」として、FFシリーズの象徴的なアートがそのままカード化される予定です。さらに、板鼻利幸氏のビビや松田俊孝氏のカインなど、FFの人気アーティストが新たにイラストを描き下ろした「ボーダーレス(縁無し)」版カードも収録されます。野村哲也氏による《ミッドガルの傭兵、クラウド》のプロモーションカードは、ファン垂涎の一枚となるでしょう。
コレクターにとっては、全カードがサージ・フォイル仕様となったコレクター版統率者デッキが特に魅力的です。加えて、日本限定のプロモーションカードとして、《秘儀の否定/Arcane Denial》と《否定の力/Force of Negation》の特別なアート版が用意されています。
これらのユニークなカード加工、著名なFFアーティストの参加、そしてメカニズム的にテーマ性を追求したデザインは、このセットをMTGコレクターとFFの記念品愛好家の双方にとって非常に魅力的なものにしています。FFアーティストによるボーダーレスカードや全面サージ・フォイルのデッキといった特別なアート処理は、プレミアムな収集アイテムとしての価値を高めます。野村哲也氏のような象徴的なアーティストの参加は、FFファン層が持つ特定のアートスタイルへの愛着に直接訴えかけます。「リミットブレイク」のようなメカニズムやキャラクターをテーマにした能力は、原作との強いつながりを生み出し、単なるアートを超えた魅力を付加します。「英雄譚・クリーチャー」のような新しい、あるいはユニークなブランドのカードタイプ の導入は、目新しさを加えています。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社は、芸術的、機械的、そして収集性という複数の側面からアプローチすることで、このコラボレーションがTCGプレイヤーとフランチャイズファンの双方の核となる欲求に響くプレミアムな体験となるよう図っており、これはハイエンド製品の強力な販売を促進するでしょう。
MTGの「ユニバースビヨンド」とは?過去の大型コラボ事例を紹介
今回のFFコラボレーションは、MTGの「ユニバースビヨンド(Universes Beyond)」という製品シリーズの一環として展開されます。このセクションでは、ユニバースビヨンドの概要と、過去の注目すべきコラボレーション事例を紹介します。
ユニバースビヨンドは、MTGが他の人気IP(知的財産)と協力し、それらのキャラクターや世界観をMTGのカードやゲームシステムに取り込むシリーズです。これらのカードは、MTGの主要な競技フォーマットであるスタンダードでは使用できないことが多いですが、統率者戦、モダン、レガシー、ヴィンテージといった、より広範なカードプールを使用するエターナルフォーマットでは使用可能な場合があります。
大成功を収めた「指輪物語:中つ国の伝承」コラボ
ユニバースビヨンドの中でも特に大きな成功を収めた例が「指輪物語:中つ国の伝承」です。このコラボはフルセットとしてリリースされ、統率者デッキやSecret Lairも展開されました。スタンダードでは使用できませんでしたが、モダンフォーマットに直接導入され、《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》や《一つの指輪/The One Ring》といった強力なカードも収録されました。このセットはMTG史上最大級の売上を記録し、新たなファン層を開拓したと評価されています。この成功は、FFのような大規模なユニバースビヨンドプロジェクトへの道を開いたと言えるでしょう。
その他注目のコラボレーション(ウォーハンマー40,000、ドクター・フーなど)
- ウォーハンマー40,000 (Warhammer 40,000): 4種類の統率者デッキとSecret Lairがリリースされました。当時としては最大規模のユニバースビヨンド製品とされ、168枚の新規カードや「部隊(squad)」「貪欲(ravenous)」といった新メカニズムが導入され、高い評価を得ました。
- ドクター・フー (Doctor Who): 4種類の統率者デッキとSecret Lairが登場。歴代ドクターやその敵キャラクターをテーマにした強力な統率者デッキが特徴です。
- ダンジョンズ&ドラゴンズ (Dungeons & Dragons): MTGでは「フォーゴトン・レルム探訪」のようなD&Dをテーマにしたフルセットも存在しますが、ユニバースビヨンドとしては映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』をテーマにしたSecret Lairがリリースされました。
- フォールアウト (Fallout): 人気ゲームシリーズとのコラボレーションで、統率者デッキがリリースされています。
- ストリートファイター (Street Fighter)、トランスフォーマー (Transformers)、アーケイン (Arcane) など: これらは主にSecret Lairとしてリリースされ、独自のメカニズムを持つカードや、既存カードの特別アート版などが含まれました。
- ゴジラ (Godzilla): これは「ユニバースビヨンド」というブランドが正式に確立される以前の初期のクロスオーバー事例で、『イコリア:巨獣の棲処』セットのカードの別アート版としてゴジラシリーズの怪獣たちが登場しました。
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社は、ユニバースビヨンドのコラボレーションを、フルセット、統率者デッキ、Secret Lairといった多様な製品タイプ、そしてファンタジー、SF、ビデオゲーム、映画/TVドラマなど、様々なIPジャンルで戦略的に展開しています。これは市場の反応を試し、リーチを最大化するための試みと考えられます。一方で、このような急速な拡大は、製品の過飽和や一部のコアプレイヤーの離反といったリスクもはらんでいます。一部のプレイヤーからは、ユニバースビヨンド製品の頻度や焦点が、MTG独自の伝承を希薄化させたり、製品疲れを引き起こしたりするのではないかという懸念も聞かれます。しかし、ファンタジーテーマのユニバースビヨンド製品は概ね好意的に受け止められている傾向があり、これはFFコラボレーションにとって好材料と言えるでしょう。ユニバースビヨンド戦略は積極的な成長イニシアチブであり、「指輪物語」のような成功例は新規顧客の獲得と収益増に貢献していますが、同社はこれと並行して、コアプレイヤー層のエンゲージメント維持とMTGブランド全体のアイデンティティの健全性を保つバランスを取る必要があると言えます。
以下に、主なユニバースビヨンドのコラボレーション事例をまとめます。
表2: 主なMTG「ユニバースビヨンド」コラボ事例
コラボレーション名 | 主な製品タイプ | 特徴・評価 |
---|---|---|
指輪物語:中つ国の伝承 (The Lord of the Rings: Tales of Middle-earth) | フルセット, 統率者デッキ, Secret Lair | 大成功、モダンリーガル、強力なカード収録、売上貢献大 |
ウォーハンマー40,000 (Warhammer 40,000) | 統率者デッキ (4種), Secret Lair | 大規模、新規カード多数、新メカニズム導入、高評価 |
ドクター・フー (Doctor Who) | 統率者デッキ (4種), Secret Lair | 多様なドクターとヴィランをテーマにした強力なデッキ |
ダンジョンズ&ドラゴンズ (映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』) | Secret Lair | 映画キャラクターのユニークカード |
フォールアウト (Fallout) | 統率者デッキ | 人気ゲームシリーズとのコラボ |
ストリートファイター (Street Fighter) | Secret Lair | 格闘ゲームキャラのユニークカード、象徴的な技を再現 |
気になる価格は?MTG × FFコラボ製品の価格情報まとめ
「マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY」コラボ製品の価格は、多くのファンが注目するポイントです。以下に、スクウェア・エニックス e-STOREなどで提示されている希望小売価格(税込み)をまとめました。ただし、実際の販売価格は店舗や需要によって変動する可能性がある点にご留意ください。
- スターターキット (日本語版/英語版): ¥1,980
- プレイ・ブースター (1BOX – 30パック入、日本語版/英語版): ¥23,100 (1パックあたり約¥770)
(専門店であるMTG Salon Tokyoでは、プレイ・ブースターBOXが¥27,999で予約受付されている例もあり、小売店によって価格設定が異なる場合があります)
- コレクター・ブースター (1BOX – 12パック入、日本語版/英語版): ¥55,440 (1パックあたり約¥4,620)
- 統率者デッキ (全4種、各日本語版/英語版): 各 ¥7,700
(MTG Salon Tokyoでは、統率者デッキ単体が¥13,499~¥18,499で予約されている例や、4種セットが希望小売価格通りの¥30,800、あるいは大幅に上乗せされた¥69,499で販売されている例が見られます)
- コレクター版 統率者デッキ (全4種、各日本語版/英語版): 各 ¥16,500
- Bundle (英語版のみ): ¥8,140
- Bundle: Gift Edition (英語版のみ、2025年6月27日発売): ¥9,020
公式の希望小売価格が存在する一方で、特に注目度の高いTCG製品やコラボレーションアイテムの実際の市場価格は、需要、小売業者、在庫状況によって大きく変動することがあります。スクウェア・エニックス e-STORE は希望小売価格に近い価格を提示していると考えられますが、MTG Salon Tokyoのような専門店では、特に個別の統率者デッキやプレイ・ブースターBOXなどが希望小売価格を大幅に上回る価格で販売されているケースが見受けられます。これは、需要の高い商品においてTCG市場で一般的に見られる現象です。したがって、消費者は、希望小売価格で製品を確保するためには、早期の予約や公式チャネルからの購入が賢明である可能性があります。二次市場や一部の小売店では、人気や希少性に応じて価格が調整されることを念頭に置く必要があります。
MTG × FFコラボ製品はどこで買える?購入場所ガイド
「マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY」コラボ製品は、様々な場所で購入可能です。
主要オンラインストア
- スクウェア・エニックス e-STORE: 公式販売チャネルの一つとして製品ページが用意されています。
- Amazon: 購入オプションとしてリストアップされています。
- 楽天ブックス: 購入オプションとしてリストアップされており、Secret Lair製品の販売も行われることがあります。
- 専門TCGオンラインストア: MTG Salon Tokyo のように、多くの専門オンラインストアでも予約や販売が行われる見込みです。
なお、MTGの公式オンラインストアとして「MTG ONLINESHOP (mtgec.jp)」というサイトが存在しますが、こちらは美容・健康製品を扱う別会社のものであり、トレーディングカードゲームのMTGとは異なりますのでご注意ください。
全国のWPN(ウィザーズ・プレイ・ネットワーク)加盟店およびカードショップ
ウィザーズ・プレイ・ネットワーク(WPN)に加盟している店舗は、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の公式ホビーストアパートナーです。これらの店舗は、MTG新製品の主要な販売拠点であり、プレリリースイベントなどの公式イベントも開催します。
お近くのWPN加盟店は、MTG日本公式ウェブサイトの店舗検索機能(https://mtg-jp.com/shop/)で探すことができます。代表的なWPN加盟店チェーンとしては、「晴れる屋」、「BIG MAGIC」、「ドラゴンスター」などがあり、その他多くの地域のカードショップでも取り扱いが期待されます。
WPN加盟店からの購入は、単に製品を入手する以上のメリットをもたらすことがあります。これらの店舗は公式パートナーであり、新セットのプレリリースイベント(先行発売日に該当)などを開催します。また、店舗は地域のプレイヤーコミュニティを育成する場でもあります。さらに、プレイ・ブースターのボックス購入特典である日本限定プロモーションカードのような特別なキャンペーンは、しばしばこれらのチャネルを通じて配布されます。カードだけでなく、より豊かなコミュニティ体験を求めるプレイヤーにとって、WPN加盟店は魅力的な購入場所となるでしょう。これは、特にMTGを新たに始めるプレイヤーにとって有益な情報です。
まとめ:MTG × ファイナルファンタジーの壮大なクロスオーバーを見逃すな!
マジック:ザ・ギャザリングとファイナルファンタジーという、二つの象徴的なフランチャイズによる歴史的なコラボレーションが、いよいよ2025年6月13日に実現します。ファイナルファンタジーシリーズの第1作から第16作までを網羅する広大なスコープ、初心者からコレクターまであらゆるファン層に対応する多様な製品ラインナップ、そしてFFの伝説的なアーティストたちによる描き下ろしを含む美麗なアートワークは、このクロスオーバーを他に類を見ない特別なものにしています。
このコラボレーションは、エキサイティングな新しいカードやメカニズムを求めるMTGプレイヤーにとっても、愛するシリーズを新たな収集可能な形で体験したいFFファンにとっても、まさに見逃せない機会となるでしょう。
発売に向けて、購入計画を立て、お近くのゲームストアやオンライン小売店で予約情報を確認し、このユニークなクロスオーバーの世界に飛び込む準備を始めることをお勧めします。この画期的なリリースがもたらす興奮と可能性に、期待は高まるばかりです。
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