【衝撃】PressWalkerのサービス終了の真相|有料化失敗とサイバー攻撃の影響

【衝撃】PressWalker終了の真相|有料化失敗とサイバー攻撃の影響Webマーケティング

2025年12月末、広報・Webマーケティング界隈に衝撃が走りました。
KADOKAWAが運営する、基本無料のプレスリリース配信サービス「PressWalker(プレスウォーカー)」が、2026年2月25日をもってサービスを完全終了するというニュースが出ました。

「無料でKADOKAWAのメディアに載る」という画期的なモデルで人気を博した同サービスで、筆者自身も過去に利用しており、また、このブログでも何度か紹介をしていたサービスですが、なぜここに来て幕を下ろすことになったのでしょうか?

本記事では利用者でもある筆者が、サービス終了のスケジュール詳細から、終了理由の考察(マネタイズの壁)、そして現在のプレスリリース配信市場の現状について解説します。


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【重要】サービス終了までのスケジュール

まず、現在PressWalkerを利用中の企業様は、以下のスケジュールを必ず押さえてください。特に「データのダウンロード」と「配信停止日」は要注意です。

項目期限備考
新規会員登録受付終了済み2025/12/19に終了
リリースの入稿・配信2026年1月30日(金) 午前までこれ以降は配信不可
管理画面ログイン2026年2月25日(水)まで過去データの閲覧・DL期限
サービス完全停止2026年2月25日(水)全ページ閲覧不可・データ削除
てるる
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サービス終了後はデータが完全に削除されるため、原稿データや有料プランでアクセス数を取っている場合などは、2月25日までに必ずバックアップを取っておきましょう。

そもそも「PressWalker」とは何だったのか?

引用:https://presswalker.jp/press/55

PressWalkerは、出版・メディア大手のKADOKAWAが2021年頃に立ち上げたサービスです。

従来のモデルとの違い

通常、「PR TIMES」や「@Press」などの配信サービスは「1配信3万円〜」といった従量課金や月額契約が基本です。しかしPressWalkerは以下のモデルで「永久無料」を掲げました。

  • 企業側: 無料でプレスリリースを配信できる。
  • KADOKAWA側: リリース内容を自社メディア(Walkerplusなど)の記事コンテンツとして利用する権利を得る。

つまり、「コンテンツ(ネタ)提供の見返りに、配信料を無料にする」というバーター取引のような独自のビジネスモデルでした。これにより、予算のない中小企業や地方自治体にとっての救世主となっていました。

てるる
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詳細は以下の記事でも紹介しているので、ぜひともご覧ください。

KADOKAWA運営の「プレスウォーカー」とは?|永久無料でプレスウォーカーを配信する使い方などを紹介!
企業の広報・マーケティング担当者必見!「プレスウォーカー」という、永久無料でプレスリリースを配信することができるサービスについて、この記事ではなぜ無料なのか?という部分から、実際にプレスリリースを配信しるやり方などを紹介しています。

撤退の理由は「有料化の失敗」と「サイバー攻撃」!?

公式発表では「諸般の事情」とされていますが、様々な観点で分析すると、明確な2つの要因が見えてきます。

要因①:迷走したマネタイズ「楽得プラン」の敗因

実は、サービス終了の約1年前(2024年〜2025年)にかけて、PressWalkerは収益化(マネタイズ)への大きな舵切りを行っていました。それが、PR効果測定ツールなどを提供する有料オプションの導入です。

プラン名月額料金(税込)主な機能
楽得プラン30,000円PV数、SNS波及数の分析
競合/トレンド分析(β版)
超楽得プラン200,000円編集者によるコンサル
月1回MTG、リリース監修

この有料プランについて「2025年2月末まで無料キャンペーン」などを実施し、クレジットカード登録を促していましたが、結果としてマネタイズは成功しなかったと見られます。本来「無料だから使う」というユーザー層に対し、月額3万円の分析ツールはニーズが乖離していました。競合他社なら同程度の機能が標準搭載されていることも多いため、有料化への壁は厚かったと言えます。

てるる
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筆者自身も予算がない中でこのサービスを見つけて、無料で使えるじゃん!ということで使っていましたが、高額プランはスルーでしたね。

要因②:KADOKAWA大規模サイバー攻撃の影響

もう一つの決定打は、2024年に発生した大規模サイバー攻撃です。

  • 2024年6月8日未明: ランサムウェア攻撃が発生
  • 影響: ニコニコ動画等の長期停止、数十億円規模の特別損失

この事件以降、KADOKAWAグループ全体で「セキュリティリスクの見直し」と「不採算事業の整理(選択と集中)」が加速しました。外部からの入稿を受け付けるシステムのリスク管理コストと、収益化に苦戦する現状を天秤にかけた結果の「撤退」である可能性が極めて高いです。

あくまでも考察のため、これが絶対的な理由ではありませんので、その点はご了承ください。

プレスリリース配信サービスの現状と今後

PressWalkerの撤退により、市場は再び「有料配信」がスタンダードに戻ります。

  • PR TIMES:
    圧倒的一強。SEO効果、メディア閲覧率ともに最強。BtoC商材ならほぼ一択です。
  • @Press / valuepress:
    FAX配信や特定の業界に強い。コストパフォーマンス重視の選択肢です。
  • 無料サービス:
    ほぼ絶滅しました。「完全無料で大手メディア転載」というPressWalkerのような「裏技」はもう存在しません。

まとめ:PressWalker終了は「無料PR時代」の終焉

今回のサービス終了は、「マネタイズの失敗」×「サイバー攻撃による経営資源の見直し」という複合的な要因によるものです。

ユーザーである我々広報担当者は、「無料のゆりかご」から卒業し、「予算をかけてでも届ける価値のある情報を発信する」という本質的な広報活動への回帰を迫られています。

【重要】サービス終了スケジュール再確認

  • リリースの入稿・配信期限: 2026年1月30日(金) 午前まで
  • 管理画面・データ閲覧期限: 2026年2月25日(水)まで

過去の配信データや分析結果が必要な方は、今のうちに必ずダウンロードしておきましょう。

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