皆さんは2020年4月からテレビ東京系列で放送中の赤ちゃん向けの知育番組「シナぷしゅ」をご存じでしょうか?これまで、赤ちゃん向けのテレビ番組といえば、NHK教育のいないいないばあっ!や、おかあさんといっしょなどを連想することができますが、このシナぷしゅは民放で初めての赤ちゃん向けの番組として放送されています。
2023年には映画が公開され、累計来場者数16万人を突破したり、メインコンテンツの毎月一曲を毎日放送する「つきうた」に楽曲提供している歌手が登場する音楽イベントなど、様々なメディアに展開をしているこの番組について、まだ見たことがないという方に向けて紹介します。
「シナぷしゅ」とは?
「シナぷしゅ」とは、テレビ東京系列で好評放送中の0歳児から2歳児をターゲットにしたテレビ番組です。2020年4月から放送開始したこの番組ですが、徐々に認知度が高まり、guとのコラボグッズを四半期に一度行っております。また、2023年5月には「シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド」というタイトルで映画が公開され、累計動員数10万人を突破したというニュースもありますし、同年9月には「ぷしゅソングフェス」という初の音楽イベントをLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で行われることも発表されました。
番組名の由来は?
「シナぷしゅ」という番組名の由来は脳の神経細胞のシナプスから来ているようです。
初めまして。
民放初の0~2歳児向け番組
「シナぷしゅ」です。「赤ちゃんにテレビは見せない方がいい」
と思われている傾向がある一方で、
スマホでは玉石混交の動画を
見せている現状…
そこに疑問を持ったテレ東社員が
「赤ちゃんにも良質な動画コンテンツを提供したい!」と、
(ある意味、”視聴率を無視して”?)
立ち上がりました。子育て奮闘中の社員たちを中心にプロジェクトを始動。
制作局だけでなく、
ビジネスセクションからも
社員がプロデューサーとして参加し、
「自分の子供に見せたい」
と思えるコンテンツを開発します。さらに、放送だけでなく
ネット配信も広く展開することで、
「見せたいときに」
「見せたい見せ方で」
見せられる番組を目指します。番組名の由来となっている
「シナプス」とは、
脳の神経細胞と神経細胞の間にある
つなぎ目のこと。
脳の神経細胞は、成長にしたがって
「増える」のではなく、
シナプスによって
「つながる」ことで発達します。適切な刺激でシナプスをどんどん増やし、
引用:https://www.tv-tokyo.co.jp/synapusyu/intro/
脳の発達につながる、
そして赤ちゃんの世界が
「ぷしゅっ」と広がり、
赤ちゃんを育てるすべての人の肩の力が
「ぷしゅ~」と抜ける、
それが「シナぷしゅ」です。(以下省略)
ちなみに番組プロデューサーの飯田Pは2児の母、アートディレクターの清水貴之さんも娘さんがいらっしゃいますし、ゴッドタンでお馴染みの松丸アナも子供がいてるお母さんとお父さんで作られている番組です。
子供にテレビはよくないのでは?
昔から、子供にテレビを見せると
- 見た状態の姿勢で固まってしまい、身体に影響が出てしまう
- テレビを見過ぎることで、外部とのコミュニケーションに悪影響が出てくる
- 認知能力や精神的な部分に悪影響を及ぼす
上記のような懸念点を言われ続けていましたが、この番組は東大で赤ちゃんを研究している東京大学赤ちゃんラボが完全監修しているので、子供に悪影響を及ぼさないコンテンツばかりが放送されています。
ただし、見せすぎるという部分に関してはやはり悪影響も考えなければいけないので、その部分は親の判断になるかと思います。時間を決めて見せましょう。
Youtubeやその他動画サイトでも配信中!
シナぷしゅは、テレビ放送終了後すぐにYoutubeやTverなどで見逃し配信され、Youtubeに関してはずっと過去放送がアーカイブされています。また、この見逃し配信以外にも、ウタぷしゅ、過去放送分、海外verの3つを繰り返している「ムゲンループライブ」も行われています。
ですので、外出先でも泣いてしまったら、ムゲンループライブや見逃し配信などを見せてあやすことも可能です。
様々なコラボグッズ
0歳~2歳向けの子供を対象にしているということもあり、その世代のコア視聴率は非常に高いと思われます。その証拠に、GUコラボグッズのTシャツや、しまむらコラボのスタイやパジャマなどはいずれも速完という人気っぷりです。
以下の記事でどのようなグッズが発売されているのかを紹介していますので、是非ともご覧ください。
子育て世代向けの商品・サービスのスポンサーが多い!
この番組自体は朝に放送されているという点、そして、赤ちゃん向けの番組ということから視聴率自体は低いものと想像はつくのですが、テレビ業界が注目し始めているコア視聴率や、スポンサーとのコラボについてはかなり好評とのことです。実際にスポンサーについては、飯田Pの過去のインタビューで以下のように話されていました。
「私が営業にいたときに、子ども向けのアニメ番組に広告を出したいという問い合わせが意外と多かったんです。でも、アニメは製作委員会に出資している会社が提供スポンサーになるので、ほかの企業のCM枠はない。そこで朝の30分枠で子ども向け番組を作れば、スポンサーは絶対についてくれるという確信はありました。あとは商品化や配信で売り上げを立てられるなと」
<中略>
「スポンサーの一つ、タマホームのCMソングを子どもたちが覚えて歌ってくれたり、他の番組でそのCMが流れると、『あ、シナぷしゅだ!』と言ってくれたりという反応もあるそうです。子どもや赤ちゃんは番組のCMまでコンテンツとして見てくれていると評価してくださっています」
タマホームの狙いは、20代の子どもがいる夫婦に新築の家を建ててもらうこと。『シナぷしゅ』によってあの印象的なCMソングが0~2歳児に浸透し、広告主が是が非でもCMを届けたいその親にまで深く刺さる番組となっている。
引用: 「赤ちゃん向け」番組で稼げ――制作費も視聴率もない「万年最下位」、テレビ東京の鉱脈
確かにタマホームに関しては、CMソングが耳に残るものばかりで、筆者の子供もシナぷしゅ以外で流れた時は画面に食いつくように見ています。子供が口ずさめば、親にも波及しますので、この効果はてきめんだったといえるでしょう。ちなみに子供のおもちゃのサブスクリプションサービス「トイサブ」もシナぷしゅのメインスポンサーの1つですよね。
シナぷしゅに打ち切りの噂が!?
実はシナぷしゅで検索をすると、サジェストに「打ち切り」と表示されることが多々あり、「シナぷしゅ」って打ち切られるの?という噂が出ています。以下の記事でなぜ、この噂が流れたのか?という部分も含めて紹介していますので、こちらもご参照ください。
まとめ
今回はテレビ東京系列で好評放送中の0歳から2歳の赤ちゃん向けの知育番組「シナぷしゅ」について紹介しました。テレビ番組の他に、映画や音楽イベント、アパレルコラボなど様々なメディア展開を果たしているこの番組ですが、今後はどのような展開が待っているのかが楽しみになります。
スポンサーウケなどもいいようなので、このままテレビ東京の代表するコンテンツになればいいなと思います。
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