standfmが吉本興行グループ傘下に。収益化やvoicyなどの音声メディアなどへの影響などは?

standfmが吉本興行グループ傘下に。収益化やvoicyなどの音声メディアなどへの影響などは?Webマーケティング

コロナ禍以降、テレワークが当たり前になって以降、Voicyやstandfmといった音声メディアの動きが活発化になり、その影響からか様々なインフルエンサーやタレントなども音声メディアに参入に独自のコンテンツを配信してきました。そういった中、吉本興業グループ傘下のFANYがstandfmを株式譲渡という形で買収されることになり、standfmは吉本興業のグループ会社となりました。

今回は、これによる影響などを紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク

standfmとは?

てるるブログ,stand.fm
引用:公式サイト

standfmとは、2020年にサービスが開始され、創業者である中川綾太郎さんが「楽しいインターネット」というテーマのもと、いいね数やフォロワー数といったものを省いたコンテンツ作りを行ってきました。サービス内容としては、スマホがあれば誰でも音声のみのライブ配信や、録音したコンテンツを配信することができます。

具体的なアクティブユーザー数は公表されていませんが、累計ライバー数14万人を超え、最大手であるVoicy同様にかなりのユーザー数がいることは間違いないでしょう。

FANYが買収し、吉本興業グループへ

2024年8月1日にプレスリリースが出ましたが、吉本興業グループでオンラインチケットや配信、Webコンテンツといったオンラインまわりの展開をしている株式会社FANYがstandfmを買収しました。

株式会社stand.fm(本社:東京都渋谷区、代表取締役 共同代表:河合 真吾・中川 綾太郎)は2024年8月1日(木)付で会社分割し、音声配信プラットフォーム「stand.fm」事業を運営する株式会社stand.fmを、吉本興業グループの株式会社FANY(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:梁 弘一)に株式譲渡したことをお知らせいたします。なお、当社は社名を株式会社Stand Technologiesへと変更し、今後音声AI事業に注力してまいります。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000056192.html

ちなみに会社を買収したということではなく、stand.fmというサービスをFANYに譲渡したということです。

譲渡の背景

創業者の中川綾太郎さんは、音声コンテンツを海外と同じ規模で展開するにはエンタメと様々なコンテンツに精通している企業に任せたほうがいいのでは?という思いもあるのと、数多くの吉本芸人がstand.fmでコンテンツを配信しているということから、吉本興業傘下のFANYに譲渡することを決められたようです。

ただ、実際には音声メディアの成長はコロナ禍をピークに頭打ちしており、これからのマネタイズという部分が難しいという判断になったのでは?という意見もあるようです。そのため、まだサービスとしてホットな内に売っておきたかったのでは?ともあります。

吉本としては、現在配信している芸人コンテンツをマネタイズできると見込んでの買収になるのかと思いますが、今は有料コンテンツはありませんが、そういったものもできそうですね。

尚、同じく最大手のVoicyはこれによる影響は特になさそうです。逆にstand.fmはエンタメシフトし、Voicyはインフルエンサーやビジネス系などにシフトしていくなどの差別化ができそうですね。

収益化などの影響について

現在、stand.fmには収益化のプログラムがあり、ライバー全員に自身のコンテンツを収益化できるチャンスがありますが、この買収によっての影響は今のところはないと見えます。が、今後はどうなっていくかは不明です。運営元が変わることによって、シビアになるのかもしれませんが、そのようにすると、ライバーが離れ、ユーザーも離れていくので、完全になくなることはないかと思います。ただ、少し改悪する可能性はありそうですが・・・。

最後に

今回はstand.fmというサービスを吉本興業グループ配下のFANYが買収したことについて解説をしました。実際にはまだそこまで大きな動きはありませんが、今後はどのようになるのかは判明次第追って共有できればと思います。

コメント