土日や深夜帯に子供が急な体調不良になったとしても、オンライン診断や自宅まで往診に駆けつけてくれるサービスで有名な「みてねコールドクター」ですが、実は受付停止中になっているようです。ただ、あくまでも往診のみ受付停止中になっているだけであって、スマホでのオンライン診断は引き続き行ってくれるようです。
では、なぜ往診のみ受付停止になったのかを解説します。
みてねコールドクターとは?
「みてねコールドクター」とはmixiが運営している子供向け写真保存アプリ「みてね」の派生サービスの名称です。元々は「コールドクター」という会社が運営をしていたサービスでもありましたが、2022年1月24日(月)にmixiとサービス連携連携強化を目的に資本提携を行い、 2022年4月27日(水)から現在のサービス名「みてねコールドクター」に命名変更を行いました。
使い方などの詳細は以下の記事でも紹介しています。
みてねコールドクターが受付停止中に!?
2024年2月16日のリリースで以下の発表がされました。
この度、2024年3月31日(日)20時59分までの受付分をもちまして、「みてねコールドクター」のうち往診のサービス提供を終了させていただきます。
これまで当社は、夜間休日の往診、オンライン診療や医療相談など、アプリを通じて医療を365日患者様へお届けしてまいりました。 しかしながら、今後の往診に関する診療報酬改定に伴う市場の変化を見据え、 「みてねコールドクター」の往診を終了することを決定いたしました。
これまでご利用いただいておりましたユーザーの皆様には深く御礼申し上げますと共に、このようなご案内をすることとなりましたことを心よりお詫び申し上げます。
引用:https://calldoctor.jp/news/article/48/
元々は深夜や土日祝などの病院がやっていない時間帯にも関わらず、自宅まで駆けつけてくれる往診サービスや、スマホでのオンライン診察の2つを行うことができましたが、2024年3月31日21時以降は往診サービスが無くなり、オンライン診断のみとなります。
なので、このみてねコールドクターというサービス自体は消滅することはないので、ご安心いただければと。
往診サービスが無くなる理由
みてねコールドクターの主要サービスの1つである、往診サービスが無くなる理由として、2024年4月1日から施行される往診に関する診療報酬改定が関わってきます。
詳しく知りたい方はこちらを見てもらえればと思いますが、簡単に説明すると夜間・土日祝などは救急往診扱いになるのですが、今回の改定によって、国から診察を行った病院に支払われる額が下がってしまうことになります。そのため、医師や看護師などの人件費を賄えなくなるのと、みてねコールドクターを運営しているmixi側もこれでは利益が出ないと判断したために往診サービスをなくしたのだと思います。
企業としては利益追求するのは当然だと思いますし、この改定により、他のサービスも続々とサービス停止をすることになりました。ただ、ファストドクターのみは、金額を上げてでもサービスを続ける模様です。
まとめ
今回は、mixiが運営をしている「みてねコールドクター」の往診サービスが2024年3月31日に終了してしまう件について紹介をしました。国としては、救急往診に頼らずに普段のかかりつけ医を大事にしなよというスタンスが垣間見える今回の改訂でしたが、筆者もその意見には賛成かと。
とはいえ、それでも心配という場合は引き続きのオンライン診察、もしくはファストドクターにサービスを変更するのもアリかと思いますので、検討されてみてはいかがでしょうか。
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