普段、皆さんはWebサイトの制作や商品・サービスの新規提案を行う際、どういったユーザーにどういう風にプロモーションをして、どのような制作物を作るのかなど意識されていますでしょうか。本日はそういったマーケティングの現場でよく耳にする「ペルソナ」という言葉について、ご紹介していきますね。
ちなみに奥さんはゲームのペルソナが好きですが、今回のお話に関しては全く関係ございません。笑
ペルソナ分析とは?
「ペルソナ」というのは商品・サービスを購入するであろう「理想のユーザー像」を設定するフレームワークのことです。
商品・サービス開発をはじめ、コンテンツマーケティングやブログ記事を書くことにおいて、ペルソナ設定というのはかなり重要な役割になります。
どういった層に向けて記事を書こうかな?
こういう考えになると思います。
ペルソナ設定をする際は年齢や性別、出身地、勤務状況をはじめ、ライフスタイルなど設定されるデータを全て含め人物像を設定することです。さらに細かく設定する場合もあり、顔写真をダミーで用意や、「このペルソナであれば、こういう雰囲気の人じゃないかな?」などといって、似顔絵までも書いたりするところもあります。
ちなみにペルソナ設定を行う際の項目としては下記になります。
・仮称
・年齢、性別、血液型
・住んでいる場所(住所だけではなく、一軒家orマンション。分譲or賃貸)
・恋人や配偶者の有無、実家と同居中?家族構成なども含めて。
・職業、月収、年収、貯金額(どういう会社で、通勤経路もあれば尚良い)
・最終学歴とどのような学生生活を送っていたのか。
・趣味嗜好や休日の過ごし方
・オンライン活動(SNSの有無やどのようなサイトにアクセスしているか。)
・現在の悩みなど
それでは実際に当てはめてみますと・・・
【今回のターゲット】
20代後半の女性、独身、おしゃれが大好き
【ペルソナ設定】
氏名:山田菜々(仮称)
年齢:28歳
性別:女性
▼その他
大学卒業を機に東京へ上京、以後都内に住む
趣味はカフェ巡り、ペットの犬と遊ぶ、料理
料理に関しては自身のインスタグラムで掲載
といったところでしょうか。
ちなみに山田菜々とは、僕が以前に好きであった、NMB48の元メンバーです。笑
ターゲットとは違うの?
よく「ペルソナ=ターゲットですよね?」と誤解される方が多いのですが、似ているようで似ていないものです。一言で例えると、「具体的であるかどうか」です。
▼ターゲット
→年齢、性別、既婚未婚などの属性でセグメントし、その狙ったターゲットに絞ったものです。マクロ的見方ですね。
▼ペルソナ
→架空の人物を想定し、行動パターンや思考などを詳細に設定したもの。こちらはターゲットと逆のミクロ的見方ですね。
これまではターゲット層だけを分析していればよかったんですが、近年のライフスタイルの変化によって、ターゲットだけではユーザーのニーズを捉えることができなくなりました。そのため、より詳細なユーザー層を基にしたマーケティングが必要になりました。これがペルソナ設定です。
メリット
ペルソナ分析をするメリットとしては以下の3点にあると思います。
プロジェクトメンバー間で意思疎通がしやすい
プロジェクトメンバー間で共通の人物像が設定できていれば、提案や説明の際に認識のズレが極力発生しなくなりますし、改めての説明や軌道修正なども必要なくなるので、効率よくプロジェクトを遂行させることが出来ます。
例えば、細かいペルソナを設定していなければ、不足している部分を思い込みで埋めてしまい、プロジェクト参加者が10人だとしたら、10種類の人生を歩ませてしまう可能性があります。
なので、例えば、ペルソナ設定時に決めた名前を言うだけで、「あぁ、あの子ね!」って全員が思えるのがベストです。
ユーザー視点の考察可能
例えば、「大阪市内の20歳後半の未婚女性」というざっくりとした人物像を設定したところで、「どのプロモーションをしたら刺さるのかな?」などと、どこに共感を得て利用してくれるのかなどが分かりづらいですし、提案しにくいですよね。
具体的にペルソナ設定を行うことで、精度の高い分析を行うことができるのと、効果的なプロモーションなどを提案することが出来ます。
必要な施策だけ行えばいい
具体的なペルソナを設定しなければ、何もわかっていない人間が「こういう考えがあるだから、こういう情報も入れようや!」などと色々と付け加えられた結果、どういった層に対してのアプローチになるのかなどといったものがブレブレになり、非効率なモノになったりします。
具体的にペルソナを設定していれば、最適なモノを作成することが出来ますし、余分な作業も減らすことが出来ます。
余談ですが、大体、余計なことを追加してくるのって、自分は知識があると思っている上司なんですよね。笑
ペルソナ設定時の注意
ペルソナ設定時には下記のことに注意して設定しましょう。
思い込みが先行しすぎてしまう
これは特に僕あるあるなんですが、「これだ!」と思い込んでしまったら、そのまま進んでいっちゃうんですよね。そうなると、結果的にズレが生じてしまい、大きなミスにもつながってしまう恐れもあります。
ですので、あらかじめペルソナ設定を行う際はSNSや各種ネット情報、オフラインリサーチなどで情報を収取して、精度の高い情報を集めるようにしましょう。
また、可能であればターゲット層に近い方に実際にお話するのもありかもしれません。
精査した情報
あまりにも情報が多すぎてしまうと、担当者が混乱してしまう可能性があるので、本当に必要な情報だけを設定するようにしましょう。
一人だけがわかる情報はNG
「精査した情報」にもつながるかと思いますが、一人の担当者だけがわかるニュアンスを入れないようにしましょう。想像できないですしね。笑
定期的にブラッシュアップ
今のコロナの環境が最もわかりやすいかもしれませんが、環境などによってはニーズやユーザーの動向がかなり変わってきます。例えば、マスクだって、ここまでニーズが広がるなんて考えられませんでしたからね。このような環境の変化に関してはニュースやSNSを定期的に確認するのがベストです。
まとめ
この記事はリライトしたものなんですが、その理由として改めて見返したときにかなりおかしくて、「これは、、、ダメでしょ!!!」ということで基本ベースはそのままで書き直しました。
これで大丈夫です!w
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