2020年5月現在、私が勤務している会社はマーケティングに弱いというか、一切やろうとしないので、基本的には外部のマーケティング会社の人に一部お願いをします。
そこで
「この案件のKPIって何に設定しますか?」
と普通に横文字で質問してくる人っていますよね。ただ、このKPIという言葉は基本中の基本なので、覚えておく必要がかなりあります。今回はKPIをはじめ、KGI、KSFといった言葉をわかりやすくご説明します。
「K」と付く3文字なのでややこしいのですが、違いを覚えましょう。
それぞれの言葉を覚えましょう。
3つの3文字「K」を覚えよう
さて、それぞれの「K」についてご紹介します。
KGI (Key Goal Indicator)
KGIとは「重要目標達成指標」のことを指します。つまり、ビジネスにおける定量的に測ることができる最終目標ということです。要は数字で表現できる最終目標は何なの?(売り上げ、利益、顧客単価など)ということです。
例えば、営業会社であれば「今年度も目標は前年度より売り上げを50%増させるぞ!」といったところでしょうか。
「KGI=結果」と覚えておけばいいと思います。
KPI (Key Performance Indicator)
KPIは「重要業績評価指数」のことを指します。これはKGIで設定した最終目標に掲げたものに対して、達成度を測るものになります。簡単に言えば、最終目標に対しての中間目標といった感じでしょうか。
例えば、KGIが「今年の年間目標利益は1億2000万円です。」ということであれば、これを達成させるためにはKPIを「月の営業利益を1000万円にする」ということです。その他にも百貨店などであれば、「来店数を20%上げる」というのもKPI設定としては当てはまります。
「KPI=過程」と覚えておけばいいと思います。
KSF (Key Success Factor)
KSFは「主要成功条件」のことを指します。要は事業成功の鍵となる要因ということです。
例えば、KGIを
年収を上げたい!100万円上げたい!
ということであれば、KSFを「Web解析士の資格を取ること」となります。あくまで例えなので、KGIを達成させるきっかけを出すということです。
ちなみにこのKSFを設定する際に合っているフレームワークがあり、それは以前も紹介した「SWOT分析」と「5フォース分析」、「3C分析」とのことです。
それぞれ内的要因だけではなく、外的要因も含めて分析をするため、このKSFを設定するのにぴったりだと言われております。
これらで分析することで、会社やその商品・サービスの強みと弱みも把握することになりますし、強みを把握したら、他社との差別化も可能ですので、重要なものになります。
まとめ
ちなみにこの3つの決定の仕方に関してはKGI→KSF→KPIの順にトップダウンで考える必要があります。そして、KPIの段階で達成ができなければ、PDCAを回すことが大事になるので、よく注意してみましょう。
さて、明日は業界ごとのKPI、KSFの設定に注目していこうと思います。
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